幼稚園ワークで、人生初の山の急斜面はい登りをしました。
サラリーマン定年後に幼稚園の先生になったアラカン女子メカジキが、日々の暮らしをあれこれ書いてます(自己紹介→★)
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実家から最終の新幹線で帰ってきた翌日、幼稚園に出勤。
あきらかに寝不足と思っていたら、担任の先生から「今日はみんなで山歩きに行きます」と号令がかかりました。
自然派の幼稚園ですから、冬でも夏でも、3才児に山道をどんどん歩かせます。
行列先頭の担任の先生は、枯れ葉でいっぱいの10mくらいある急斜面をはい登っていきます。
こんな道もない崖みたいなとこ登るんかい?
葉っぱの中に虫いたらどうする?
「先生、子どもら登れるでしょうか?」
「だいじょうぶ。毎年登ってるから」
本音は子どもは登れてもわたしは登れないですが、仕事なので急な斜面にへばりつきます。
ところが、積もった枯れ葉で滑る、滑る。
登ったと思ったら、ずるずると下がってしまいます。
3才児の中でも体力ある子は、担任について上まで登り切りました。
登り切れない子は、斜面途中でにっちもさっちもいかずに泣き出しています。
登れない子を上へ押し上げてやろうと思うのですが、こちらも足場がないので子どもと一緒にずるずる下がる。
あっちで泣いてる子、こっちで泣いてる子、大騒ぎです。
担任が上からひっぱり、メカジキが下から押し上げ、葉っぱだらけ、泥だらけになって、なんとか斜面を登り切りました。
後で、担任の先生が言ってました。
「3才児には、あの斜面はちょっと難しかったですね」
そう言えば、先生、去年まで年長さん5才児クラス担当でした、トホホ。
人生初の急斜面はい登り経験ができる幼稚園ワーク、やっぱり、なかなか面白いです。