敬老会の招待状配りで、75才という年齢について感じたことです。
サラリーマンを定年し幼稚園の先生に転身したアラカン女子メカジキです。定年後の暮らしや、遠距離介護のことなど書いてます(自己紹介→★)
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定年後は地域のボランティアでもと、地区の福祉協力員をしています。
その仕事で、敬老会の招待状配りをしました。
一軒一軒、対面手渡しです。
招待状配りは口実で、高齢者のお宅を訪ねて支援が必要でないか(さりげなく)様子を見てくる、のがミッションです。
75才以上が対象。
75才になったばかりのひとに初めて敬老会の招待状を渡すと、一様にびっくりされます。
「えーっ、敬老会ですか?まいったなあ」
「まだ元気なのに、敬老会といわれても実感ないわ」
「僕も年寄りの仲間入りかあ」
わかります。
いまどきの75才、わたしから見てもじゅうぶん元気でお若い。
でも、老いは着実に近づいてる。
家を新築で建て直したばかりの75才のご主人。
奥さんは家ができる前に亡くなったそうです。
大きな一軒家の前にベンツという75才の奥さん。
ご主人が亡くなったばかりで、敬老会の日が納骨です。
コンクリート打ちっぱなしのおしゃれな家に住む76才の奥さん。
去年は夫婦そろって75才で、ご主人が「敬老会かあ」と笑っておられたのに、そのご主人がもうおられません。
75才すぎると、連れ合いが亡くなるというのがかなりの確率で現実になってくる。
お金があろうとなかろうと、です。
うわわ。
夫にもっと稼ぎがあったら、とか文句言ってる場合やない(笑)
仕事して節約して老後の資金を貯めるのもだいじですが、生きてて元気ならそれで充分。
今やりたいことをやって、人生楽しまんと、ねえ。