定年女子の人生後半戦は楽しい

女子の定年後は思ってたより忙しい

おひとりさま女子の終活の覚悟

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80代おひとりさま女子の終活マンションを見学させてもらいました。

サラリーマンを定年後、幼稚園の先生になったアラカン女子メカジキが、日々の暮らしをあれこれ書いてます(自己紹介→
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プールで、82才のおひとりさま女子と知り合いになりました。

半年くらい前からプールを始め、ほとんど泳げないところから泳法のクラスで練習中。

物静かなひとですが、もうひとり仲良しのプール仲間が彼女の元同僚だったとのことで、そのひとを介して話すようになりました。

 

街中のマンションにひとり暮らし。

ご主人は若いころに亡くなられ、子どもはいないそうです。

「頼るひともいないから、いざというときに迷惑をかけないよう終活しているの」

「一軒家を売って住み替えたの。マンションも終活用にリフォームしたわ」

 

わたしももっと高齢になったら、大きな家を維持していくのはたいへんなので、シンプルなマンションに住み替えたいと思っています。

そんな話しをしていたら、興味があるならと、元同僚とふたり、ご自宅へ招いてくれました。

 

マンションへ入ると、おひとりさま女子の終活の覚悟に圧倒されます。

 

LDKのまんなかにベッドを置いてあります。

すぐ横のトイレはリフォームして、スライドドアに。

お風呂は高齢になると入れないからシャワーだけにして、そのぶんトイレを広くしたそです。

 

キッチンもシンプル。

IHコンロはひと口、冷蔵庫はホテルのあるようなサイズで冷凍庫もなし。

街中だから、おいしいもの食べたいときは外のお店に行くと決めているそうです。

 

極めつけは、リビングの壁にクリアファイルに入れた書類がいっぱい貼ってあること。

見ると、遺言書・権利証・救急時の延命不要宣言など。

「いつばったり逝くかわからないから、そのとき慌てないように」

 

すごいわ。

80代とはいえ水泳始めるくらい元気なのに、ここまで準備しているとは。

頼るつもりはないと言ってもムスメが近くにいるわたしは、ここまでできないにちがいない。

 

遺言書に囲まれる中、お茶の師範だという彼女が立ててくれたお抹茶をいただきました。