パート先の幼稚園で黒スーツを着たら、ひとりだけSPになりました。
アラカン女子メカジキが、女子の定年後の暮らしをあれこれ書いてます(自己紹介→★)
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勤めている幼稚園で、夏休み直前に音楽会がありました。
市民ホールを借りて、プロの演奏を聞いたり、子どもたちが合唱したりするイベントで、保護者も来られます。
末端パートのメカジキは初参加。
服装は「黒のパンツスーツで」と指定がありました。
この暑い中、黒パンツスーツ?
先生たちはスタッフ=黒子という位置づけで、上から下まで黒い恰好をするそうです。
それなら黒いポロシャツとかでもよさそうですが、きちんとした服装でとのこと。
「なければ喪服のワンピースでもいいのよ。ピアノ弾く先生はスカートで、それ以外はズボンのほうが動きやすいけど。」
サラリーマン時代のスーツはほとんど処分したのですが、黒のスーツだけひょっとして必要になるかもと、冬ものと夏もの一着ずつ「断捨離保留箱」に突っ込んでありました。
慌てて、夏もののパンツスーツを救出します。
社長プレゼンのときに買った高かったやつで、裏地なしの背抜きですがしっかりウール100%、今どきの冷感素材とかではありません。
その上、当時はヒールのあるパンプスをはいていたのでズボン丈が長い。
そしてズボンのシルエットが古い。
それでもまあこれでいいかと、洋服リフォームの店でズボン丈だけ詰めてもらいました。
当日、集合場所で先生方と顔を合わすと、、、
パンツスーツといっても、みなさん、ブラックフォーマルのパンツスーツぽいものを着ています。
ポリエステル素材の軽い襟なしの上着や、黒ブラウスとパンツのセットアップ、半袖黒ブラウスのひともいて、圧倒的に涼しそう。
こちら、サマーウールのかっちりしたテーラードジャケットのスーツ姿。
ひとりだけ警視庁のSPか、という雰囲気です(笑)
たしかに「喪服でもいい、パンツのほうが動きやすい」という話しの流れでした。
よく考えれば、みなさんみたいな服装になる。
ただオッサンばかりの業界で長年来たので、黒のパンツスーツと言われたときにかっちりしたスタイルしか思い浮かばなかった。
業界ごとに常識は違うと思いつつ、真夏にウールのスーツを着て汗だくになりました。