幼稚園のイメージする働くお母さん像のギャップにびっくりしました。
サラリーマンを定年後、幼稚園の先生になったアラカン女子メカジキが、日々の暮らしをあれこれ書いてます(自己紹介→★)
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突然、幼稚園の主任先生に聞かれました。
「どうして入園児が増えないんだと思いますか?」
「そりゃあ、共働きのお母さんが増えてるからでしょう。」
「うちだって、働くお母さんのために預かり保育をけっこうやってますけど?」
末端非正規なので、ふだんは余計なことを言わないようにしています。
でも、働くお母さんをがっつり考慮していると言わんばかりの主任先生の言葉に、思わず反論してしまいました。
「預かり保育は7時45分~5時まで。6時までの延長は要相談と案内に書いてあります。友だちがどんどん帰る中、最後まで残らせるのはかわいそうだと親も思うんですよ。」
そのうえ夏休みなど長期休みは、預かり保育が9時~5時です。
お盆休みもあるし、土日の行事後は平日代休となります。
給食は週2回なので弁当が週3回必要。
泥んこ外遊びが多いので、毎日洗濯もの大量に持ち帰ります。
良い幼稚園だけどフルタイムじゃ無理だわ、とふつうに思ってました。
主任先生がそう思ってなかった方がびっくり。
何十年も幼稚園業界でいると、働くお母さんといっても週に数回短時間パートでというイメージがメインで、正社員で残業ありとか意識にあがらないんですね。
自分も自分のいた業界や正社員だった常識でものごとを捉えていますから、お互いさまですが。
共働きがあたりまえの時代です。
幼稚園や先生たちの意識を変えて、幼稚園が生き残っていくのはたいへんそうです。