マティス展を見に行って、並んでいた先輩女子たちのパワーに敬服しました。
サラリーマンを定年後、幼稚園の先生になったアラカン女子メカジキが、日々の暮らしをあれこれ書いてます(自己紹介→★)
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夏休みなので、お出かけだ。
見たかったマティス展めがけて、ひさしぶりに上野の東京都美術館へ行きました。
せっかちなので開館30分前には到着、門の前に並びます。
平日の朝なので、並んでいるのは年齢層高めのご婦人のみ。
先輩女子たち、初対面だろうがスキあらば会話を始めます。
「わたし今朝、仙台から来たんですよ」
「まあ、わたしは富山から。マティス見たくて」
「まああ、日帰り?」
「東京暑いでしょ、日陰で並んでないとたいへんなことになるわ」
次々知らない同士のオバサンが会話に参加していく。
コミュニケーション力抜群の先輩女子たちに敬服。
わたしはとてもじゃないけど参加できず、会話を聞いてこっそりニヤニヤしてるだけです。
「チケット、当日ここで買えるのよね?」
「わたしも持ってないのよ」
「いまどきは、事前に時間決めてネットで買わないとダメなのよ」
「そんなこと言われても、スマホ持ってないし、家に若いひとおらんと買えないわ」
「ほんとよねえ。AI とかなんとか言われてもわからんわ」
AIとは関係ありません(笑)
でも、わたしも事前に展覧会のサイトをチェックして、チケットは時間予約して買うことになってるのを知り、「こんなんなってるんや」と思いました。
ネットで情報収集できて、クレジットカード決済できて、スマホでQRコードを見せられる、のがデフォルトの世の中です。
それでも、先輩女子たちはだいじょうぶ。
元気なオバサンが会場スタッフをつかまえて、当日券の買い方を聞きただしています。
好奇心旺盛、行動力抜群、その上コミュニケーション力があれば、世の中が変わろうが、どこに行こうが、心配ありません。
先輩女子たちのパワーを感じて、楽しい一日でした。