地域の福祉協力員になったものの、個人情報の壁にぶちあたります。
アラカン女子メカジキが、女子の定年後の暮らしをあれこれ書いてます(自己紹介→★)
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定年後にやってみたいことリストに、地域のボランティアをあげていました。
なんでもいっぺんやってみる精神で「福祉協力員」をお引き受けし、地域デビューしました。
福祉協力員とは、民生委員の子分のようなもので、支援が必要なひとり暮らし高齢者などの見守りをし、必要に応じて自治会長や民生委員・行政につなぎます。
国は「地域共生社会」と称して「自助・共助・公助」を進めています。
どうせ定年後でやることないオジサンや、家にいてる元気なオバサンがたくさんいるでしょ、やれることは自分たちでやって、行政はお金ないから、ということです。
ちょこっとでも世の中のお役に立つなら、やりますよ。
とはいえ、ずっと会社一筋のサラリーマンだったので、隣近所に住んでいるひとの顔もわかりません。
福祉協力員になったら、ご近所のひとり暮らしのお年寄り世帯のリストを渡されて、ときどき「おかわりないですか?」と声をかけに行くのかと思っていました。
ちがいました。
今どきの地方自治体、個人情報保護の壁が高くて、自治会長にすら住民リストは渡しません。
自治会名簿も作れず、どのお宅が高齢者だけの世帯か、わかりません。
自治会の同じ班(組うち)でも、葬式をやらなくなったので家族構成がどう変わっているのか、わかりません。
その上、うちのような地方都市でも自治会を抜ける家庭が増えています。
高齢の家庭ほど役員が回ってくるのを負担に感じて、自治会を抜けられます。
加えて、コロナでイベントや戸別訪問はやめておいて、とお達しが。
どないせいっちゅうねん。
もともとご近所ネットワークのない新米の福祉協力員には、なすすべなし。
自助・共助というなら、個人情報保護もほどほどにして情報共有してほしい。
災害避難時にヘルプが必要な家のリストくらい出してくれや、と思うのでした。