熱中症で気分が悪くなったオジサンに救急車を呼びました。
アラカン女子メカジキが、女子の定年後の暮らしをあれこれ書いてます(自己紹介→★)
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定年後にボランティアでも、と地域デビューをして福祉協力員をしています。
ふだんは特にすることもないのですが、敬老会のお手伝いに行きました。
コロナ以降、コンサートなどの行事はなく、75歳以上のひとに取りに来てもらって記念品を配るだけです。
うちの地区の記念品は、商品券とお赤飯とお茶です。
わざわざ取りに来ないお年寄りも多くて、来なかったひとには役員が配ってまわります。
商品券は少額でもお金だし、赤飯は生ものなので、当日中に対面で届けなくてはならずたいへんです。
メカジキは駐車場が狭いからと徒歩で行ったのに、8人分の赤飯の弁当箱とお茶、商品券をお届けするように渡されます。
でかい紙袋にまとめて入ってますが、けっこう重い。
台風模様の雨が降り出してるのに、家まで10分の間に紙袋が濡れて破けたらどうするねん?
とにかく急いで帰ろう。
ところが、5分ほど歩いたところで、顔見知りの役員のオジサンが、自転車にまたがったまま歩道の上で仁王立ちでフリーズしています。
「どうかされました?」
「ちょっと気分が悪くて・・・」
見ると顔色がまっ白で、大量に汗をかいてます。
熱中症かも。
「と、とにかく、自転車から降りて座りましょう。倒れたら危ない。」
自分の赤飯を道に置いて、自転車を押さえて、オジサンに降りてもらい、手を貸して地べたに座らせました。
「ありがとう。しばらく座ってればだいじょうぶ。赤飯を配らないといかんし。」
オジサンの自転車カゴにも大量の赤飯が乗っています。
小雨の中、座り込んだ大柄なオジサン、自転車、オジサンが預かっている赤飯、自分の預かっている赤飯と、何とかしないといけないことが多すぎてパニック。
後から落ち着いて考えれば、オジサンの救助が何より最優先ですが、そのときはふたりして預かりものの赤飯をなんとかしなくてはと頭いっぱい。
そうだ、敬老会にも来てた福祉協力員の親分である民生委員さんに助けを求めよう、と思いつきます。
オジサンの赤飯配りをだれかに割り振ってくれるだろう。
民生委員さんの携帯に電話すると「すぐ行きます」と、車で来てくれました。
民生委員さん、来るなり脈を取ってます。
そういえば元看護師さんでした。
「熱中症かもしれないから、救急車を呼んだほうがいいですね」
てきぱきと救急車を呼び、オジサンの奥さんにも連絡してくれました。
そうか、救急車呼べばよかったんや。
救急車が来るころには奥さんも来て、付き添って救急車に乗っていかれました。
自転車は通りかかった知り合いがオジサンの家まで押して行ってくれました。
オジサンの赤飯は民生委員さんが引き受けてくれました。
メカジキが預かった赤飯もなんとか家まで持ち帰れて、その日のうちにお届けできました。
その後、オジサンからたいしたことなかった、退院したと連絡ありました。
事故や病人に遭遇したら、まず救急車です。
赤飯の心配は後から(笑)