定年女子の人生後半戦は楽しい

女子の定年後は思ってたより忙しい

幼稚園で人生最大のモテ期に入る

 

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幼稚園でふたりの女の子がメカジキをめぐって争う、人生最大のモテ期に入りました。

ラカン女子メカジキが、女子の定年後の暮らしをあれこれ書いてます(自己紹介→
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幼稚園の満3才児と2才児のクラスで、パートタイムの補助の先生をしています。

 

3歳になったばかりの女の子 Tちゃんが、こないだ入園してきました。

初登園日、お母さんと門で別れるときはギャン泣き、大暴れ。

園に入ってからも、この世の終わりかと思うほどの勢いで泣いています。

 

こんなときこそ、下っ端オバチャン先生の出番。

担任の先生はクラス全体の運営があるので、泣いている子にかかりきりになれません。

補助の先生が、1時間でも2時間でもおんぶしてやります。

本人が納得するまでおんぶしてやると「ママいなくても、幼稚園は安心していい場所」と認識するようで、自分から降りて遊び始めます。

10キロもある子を長時間おんぶするのはたいへんですが、最初におんぶした子はたいてい自分になつくので、けっこうおいしい仕事です。

 

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Tちゃんもしばらくおんぶしてやると、元気に遊び始めました。

その後も何かあると、手をつなぎに来ます。

他の先生が着替えさせようとしても「ちがう!」とメカジキを指さして指名。

内心、ちょっとうれしい。

 

ところが、数日後に2才4か月の女の子 Mちゃんが初登園。

この子もギャン泣きしたので、メカジキがおんぶしました。

すると、Tちゃん、すごく怒りました。

自分も抱っこせいと泣いてせがみます。

Mちゃんをちょっと降ろして、かわりばんこに抱っこしようとしても、こんどはMちゃんが泣いてTちゃんを押しのけます。

若い女の子ふたりがメカジキをめぐって争う図。

 

見かねた担任の先生がTちゃんをなだめて抱っこしました。

Tちゃん、「裏切ったわね」という目でメカジキをにらんでいます。

人生最大のモテ期です(笑)

 

 

 

本:子どもの発達障害

 

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本田秀夫さんの本「子どもの発達障害」を読みました。

ラカン女子メカジキが、女子の定年後の暮らしをあれこれ書いてます(自己紹介→
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本田秀夫さんの本「子どもの発達障害 子育てで大切なこと、やってはいけないこと」を読みました。

発達障害とは、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症学習障害など複数の障害の総称です。

本田さんはこの本の前書きで、次のように書いています。

『「親の都合」を手放して、「子どもの都合」で子育てをすると、親はとたんに楽になります。』

 

ほんま、そのとおりやなあ。

定年後に幼稚園に勤めるようになってから、そう思いました。

 

うちの幼稚園は、発達障害のある子ども、あるいは発達障害グレーゾーンの子どもを積極的に受け入れています。

各学年に何人かいる発達障害の子は、遊びに誘ってもひとりでずっと地面に絵を描いている、みんなが集まる場面でぴゅーっとどこかに行ってしまう、思いをうまく言葉にできずに友だちを叩いたり噛んだりする、などの特徴があります。

 

勤め始めたばかりのころは、そういう子は手を引っぱってでも集まる場所に連れていかねば、ぎゅっと抱っこしてでもじっとさせておかねばと、と大人の都合に合わせようと空回りしました。

園長先生に怒られました。

「やりたいようにやらせておきなさい。彼には彼なりの事情があるんだから。」

 

うちの幼稚園では、「朝の会に行くよ」「いっしょに座って見ようね」など声掛けはしますが、本人がやりたがらないことを無理やりやらせることはありません。

癇癪を起してワーワー泣きながら友だちを叩いたときは、友だちに「ごめんね。Nくんは気持ちをうまく言葉にできなくて困ってるんだよ。かまわずに、ちょっと離れていてね。」と話して、周囲に理解を求めます。

ただし、友だちを噛んだりしたときは「噛むのはぜったいだめ」と本人の目を見て言い聞かせます。

 

どんな子どもにもその子なりの思いや家族の背景があって、その子なりの事情で行動しています。

無理やり大人の都合に合わせたりせず、周りがすこし理解すれば、さして問題はないんです。

そして、どんな子どももその子なりのペースでちゃんと成長していきます。

 

自分が仕事と子育てで必死になって、イライラしていたときにこのことを知ってれば、と60才をすぎたバアサン先生は思いました。

発達障害のある子の親ごさん、そうでない子の親ごさんにもおススメの本です。

 

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本田さんの本で印象に残ったポイント。

発達障害の子に世間一般の基準に合わせることを求めて、無理をさせない。できるだけ周りの環境を調整する。

・学習より生活習慣を身につけさせ、社会のルールを守れるようにすると、生活上の支障が減る。

・行動特性そのものは消えないが、生活上の支障は軽減できる。#グレーとは白ではなくて薄い黒

 

 

セヌールがあればひとりで生きていける

 

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背中にクリームを塗る道具セヌール、のはなしです。

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高齢夫婦あるあるですが、毎日、トーチャンの肩や腰に湿布をはってあげます。

あれはひとりでは貼れません。

自分も腰が痛いときの湿布はトーチャンに貼ってもらいます。

でもメカジキ自身は湿布より、皮膚の乾燥が気になります。

冬はユースキンを手足に塗ってますが、背中の真ん中は届かない。

どうしても気になるときはトーチャンに背中に塗ってもらいますが、お互いめんどうでした。

 

薬局で見つけました ↓↓↓↓

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セヌール、350円。

手の届かない背中にクリームを塗る「まごの手」。

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組み立て式でちゃちいかと思いましたが、必要十分の強度あり。

愛用するユースキンを作っている会社が作っていました。

ユースキンのような硬さのあるクリームだとうまく塗れます。

ローションぽいものは垂れます。

 

これがあれば、トーチャンに何かあったとしても、ひとりで生きていけます(笑)

人生100年時代、我が身ひとつで生きていく。

 

 

職場で初めて後輩ができる

 

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ベテラン先輩ばかりの職場で、初めて後輩ができました。

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定年後に、幼稚園でパートタイムしています。

勤める前の幼稚園のイメージは、20代~30代の女子いっぱいの職場、というもの。

しかし、実際はちがいました。

 

正職員の先生、トップの教務主任が勤続40年、メカジキと同い年です。

以下、勤続35年、30年、25年、、、と年代ものの先生方が並びます。

たくさんいるパートの先生は?と見てみると、勤続40年のひとを筆頭にやはり30年、20年という超ベテランばかり。

ほとんどの先生が、最初は正職員だったが子どもができてパートになったか、昔自分の子どもをこの園に預けていたかで、ともかく長い。

30代の先生もいない訳ではないのですが、ありていに言えば、バアサンばかりの幼稚園です。

 

先生方が長く勤めているのは、子ども中心の教育方針がすばらしいので共感してというのもあり、勤務時間が週1日からでもOKで融通が利くのもあり、のようです。

離職率が高い職場より良かろうとは思います。

ただ、ベテラン事情通の先輩方と、ぜんぜんこの園にも保育分野にも縁がなかった新米メカジキのギャップが大きい。

 

ずっといちばん下っ端でしたが、初めて後輩パートさんが入ってきました。

30代で小さいお子さんがいるお母さん。

この園出身でもなく、子どもは別の保育園に預けている、まったくの新人です。

よしよし、先輩メカジキが親切に指導してあげよう。

 

誰だろう?といぶかしげな子どもたちに「新しいK先生と遊んだら」と、さりげなく引き会わせます。

ところが、人見知りでメカジキにべったりだった3才男児のHくんが、さっそくK先生の膝に乗っかりに行きます。

「えーっ、若い女の子にはすぐ懐くのね」

 

わかってます、ママと同年代のK先生、ママに似てるんでしょ。

それでも、ちょっとバアサン先生は複雑(笑)

 

 

森の幼稚園の効用とは

 

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森の幼稚園、というのをご存じですか?

ラカン女子メカジキが、女子の定年後の暮らしをあれこれ書いてます(自己紹介→
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定年後に、幼稚園でパートタイムを始めました。

知らない世界に飛び込んで、毎日感心したり、成長したり?してます。

 

担当している年少さんの下のクラス、2才児と満3才児は、まだまだお母さんがいちばん。

幼稚園に登園してきても「おうち帰る」「ママがいい」とギャン泣きする子がいっぱいいます。

そんな小さな子どもたちをクラスになじませるのにいちばん効くのは、何だと思いますか?

山歩き、です。

 

うちの幼稚園では「森の幼稚園」と称して、週に2回くらい、近所の森林公園へ小遠足に出かけます。

泣きわめいている子もいる2~3才児を、とりあえず園バスに詰め込んで出発。

山に着くと、みんなちょっと顔が変わってきます。

いままでの柵に囲まれた幼稚園とはちがって、大きな木々や川やどこまでも続く空間。

小さいながらに自然の畏怖みたいなものを感じるようです。

 

「みんな行くよ。お山では自分で歩きます、抱っこはしません。」

担任の先生を先頭に、2~3才児15人ほどがとことこ山歩き。

けっこうな山道、坂道を小さい子が自力で上がっていきます。

最初は泣いていた子も、自分ひとりで40分ほども歩いています。

先生に見本を見せてもらって、落ち葉の山に飛び込んだり、バッタを素手で捕まえたり。

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森の幼稚園は、子どものひとり立ちに効果てきめん。

子どもはすごいわ、、、と感心しながら、新米のアラカン先生メカジキも一番後ろから山道を上ります。

「見て、見て。でかいバッタ捕まえた」

ウワっ、虫嫌いなんだよ、わたし。

 

子どもはみるみる成長しますが、アラカン女子はなかなか成長できません(笑)

 

 

 

子どものコロナワクチン接種を考える

 

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子どものコロナワクチン接種には反対派です。

ラカン女子メカジキが、女子の定年後の暮らしをあれこれ書いてます(自己紹介→
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パート先の幼稚園でも、お休みする子どもや先生が増えてきました。

小・中学生の兄弟や自分の子どもが濃厚接触者と認定されて、PCR検査の結果を待っている間はその家族も自宅待機です。

うちのような田舎でも、小・中学校、保育園や幼稚園で感染が広がっています。

16歳未満はワクチン打っていない子が多いので、広がりやすいんでしょう。

 

それでもメカジキは「16歳未満の子どもには、慌ててワクチン接種させる必要はない」と思う反対派です。

m-RNAメッセンジャーRNA)ワクチンという出てきたばかり新しい技術への<漠然とした不安>があるからです。

短期的な副反応の心配より、たかだか数年しか実績のない技術が数十年後にどんな影響を与えるかわからない、とそっちが心配です。

みんなして打って、今の子どもが大人になったときの身体や、将来持つ予定の子どもに影響出たらどうするねん、と思ってしまいます。

 

テレビでは「安全です」一点張りで、心配する親は無知蒙昧と言わんばかり。

その中では、厚労省のこのQ&Aがいちばんわかりやすかったです。

www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp

 

それでも、それでもです。

たいていの薬害、出てきたときは専門家がみんなして「安全です」と保障しています。

まだ専門家会議でも、子どもの接種を努力義務にするかどうかは議論が分かれているのです。

もし親ごさんが同じような<漠然とした不安>を感じていおられるなら、打たなくてもいいと思います。

 

もちろん、40代以上は感染した後のリスクが高いから、ぜひ打つべきだと思います。

でも、子どもは重症化しないので、リスクと比べるとメリットが小さい。

社会的な日常を取り戻すためには、子どもじゃなくて、大人が全員3回でも4回でも打ちましょう。

あとは、もうインフルエンザと同程度の感染症として、共存の方向でいいんじゃないか、と田舎の幼稚園の先生は思います。

 

 

地域デビューしてみたが、個人情報の壁

 

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地域の福祉協力員になったものの、個人情報の壁にぶちあたります。

ラカン女子メカジキが、女子の定年後の暮らしをあれこれ書いてます(自己紹介→
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定年後にやってみたいことリストに、地域のボランティアをあげていました。

なんでもいっぺんやってみる精神で「福祉協力員」をお引き受けし、地域デビューしました。

 

福祉協力員とは、民生委員の子分のようなもので、支援が必要なひとり暮らし高齢者などの見守りをし、必要に応じて自治会長や民生委員・行政につなぎます。

国は「地域共生社会」と称して「自助・共助・公助」を進めています。

どうせ定年後でやることないオジサンや、家にいてる元気なオバサンがたくさんいるでしょ、やれることは自分たちでやって、行政はお金ないから、ということです。

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ちょこっとでも世の中のお役に立つなら、やりますよ。

とはいえ、ずっと会社一筋のサラリーマンだったので、隣近所に住んでいるひとの顔もわかりません。

福祉協力員になったら、ご近所のひとり暮らしのお年寄り世帯のリストを渡されて、ときどき「おかわりないですか?」と声をかけに行くのかと思っていました。

 

ちがいました。

今どきの地方自治体、個人情報保護の壁が高くて、自治会長にすら住民リストは渡しません。

自治会名簿も作れず、どのお宅が高齢者だけの世帯か、わかりません。

自治会の同じ班(組うち)でも、葬式をやらなくなったので家族構成がどう変わっているのか、わかりません。

その上、うちのような地方都市でも自治会を抜ける家庭が増えています。

高齢の家庭ほど役員が回ってくるのを負担に感じて、自治会を抜けられます。

加えて、コロナでイベントや戸別訪問はやめておいて、とお達しが。

 

どないせいっちゅうねん。

もともとご近所ネットワークのない新米の福祉協力員には、なすすべなし。

自助・共助というなら、個人情報保護もほどほどにして情報共有してほしい。

災害避難時にヘルプが必要な家のリストくらい出してくれや、と思うのでした。