次女の里帰り出産をやんわりとおことわりしました。
大殺界の中で、めでたいニュースにも振り回されるアラカン女子メカジキです。
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9月から、2度目の乳がん、勤め先でコロナクラスター、奥歯2本を抜歯と災難が続き、「大殺界に入ったか?」と思いました。
そんな中でも、ハッピーなニュースがひとつあって、去年結婚したシタノムスメ(次女)が妊娠しました。
遠く離れた都会に、夫婦ふたりで暮らす次女。
いつも何にも言ってきません。
それが珍しく、電話をしてきました。
「妊娠したよん。予定日は来年4月。」
「産婦人科で里帰り出産する?と聞かれているが、もし帰ると言ったら、受け入れできる?」
えっ?
そのときは乳がんが見つかったばかりで、まだ確定診断がついてませんでした。
とりあえず乳がんのことは次女に言わないことにして、来年4月なら治療もひと段落してそれなりに元気になっているだろうと判断。
生まれたばかりの赤ちゃんが我が家にいるホワホワした光景が目に浮かび、幸せな気分になります。
勢い込んで「帰っておいで、かあちゃんが面倒見たる」と言いそうになりますが、ちょっと考えました。
次女夫婦のマンションからうちまでは、飛行機を使っても新幹線を使っても、5~6時間。
遠いので、予定日をはさんで3か月は里帰りすることになります。
彼氏だって仕事があるので、そんなに頻繁には来られないでしょう。
出産の立ち合いもできず、新生児期の子育ても知らずにパパになっていいもんでしょうか?
メカジキは長年共働きだったので、彼氏に「育児は奥さんがやってくれるもの」と最初に刷り込まれれるのが心配です。
言葉を選んでですが、やんわりと考え直すよう話しをしました。
「もちろん、里帰りウェルカムやで。」
「そっちに手伝いに行ったほうがよければ、母が2週間くらい行くこともできる。自治体のファミリーサポートとか使う手もある。」
「これからふたりで子育てしていくんやから、彼氏とよう相談して決め。」
メカジキから「生涯自分で稼げよ」と育てられた次女。
結婚式で彼氏に贈る言葉として「お互い良い大人なんだから、自分のことは自分でしましょう」と語ったくらいですから、母親がそういうだろうと思っていたみたいです。
「自分の仕事もあるし、遠いから、里帰りじゃなくこっちで生んだほうがいいとは思ってた。オッケ。」とあっさり。
ちょっとかわいそうな気がして「やっぱり帰っておいで」と言いそうになったかあちゃんです。
グッと、やせがまんしておきます(笑)