定年後はアイデンティティの再編期だそうです
アラカン女子メカジキは、定年したらアイデンティティの活断層ができました
38年間、同じ会社で同じ仕事を続けていました
ふたりのムスメの子育てもしたはずですが、ほぼほぼ仕事ひとすじ
〇〇会社のメカジキ、△△という仕事をしているメカジキ、という自他ともに認める安定したアイデンティティを持っていました
それが定年で会社勤めを断捨離しました
定年後はのんびりやりたいことだけやっていこう
じっくり家を片づけ、丁寧な暮らしをする素敵な主婦になるはずでした
やってみると主婦業は楽しいし、思った以上にやることがいろいろあって忙しい
主婦して、プールで泳いで、子育て支援のボランティアをして、と好きなことをたどっていったら、なぜだか幼稚園の先生になっていました 笑
アイデンティティの土砂崩れというか、アイデンティティの活断層ができたかのようです
ちなみに、断層とは地面の下で地層が切れた部分のこと
たまったひずみに耐え切れず、突然動くと大きな地震が起きます
活断層とはこれまでにも動いていて、これから将来動くかもしれない断層のこと
長年の会社勤めのひずみに耐えかねて断層が起きたのですね
いままでの効率・スピード・デジタル・大企業・拘束される・オジサンの世界から、一転
ヒューマン・手作り・アナログ・時間に融通の利く・女&子どもの世界へ
都会の会社をやめて、田舎で農業するという定年オジサンと根っこはいっしょです 笑
活断層後の自分は何だろう?
主婦というほど主婦していない
幼稚園の先生というには中途半端、それにいまさら企業名で自分のアイデンティティをしばりたくない
ふたつボランティアしているからといって、社会活動家、子育て支援活動家とはいえない(あたりまえ)笑
いっそ無職のほうが潔いとも思うが、無職ではない
定年後にちょっとのんびりしている女性という意味での「定年女子」がいちばんぴったりくるかもしれません
でも活断層ですから、これから先も動くかもしれません
やりたいことにトライしてみて、嫌だったらやめられるのが定年後の良いところ
好きなことだけ、あんまり前のめりにならずにやっていきます