プロの趣味人のお宅におじゃましました
退職したら何か趣味を始めようと思っていたアラカン女子メカジキですが、そんなユルイ覚悟では趣味人にはなれそうにありませんでした
退職直前のプロジェクトがきっかけで始めたボランティア(仮称:カブトガニプロジェクト)、けっこう一生懸命やってます
そのご縁で、古い蓄音機やラジオのコレクターのご自宅に伺って、コレクションを見せていただきました
ステキなマンションのいたるところに、蓄音機、ラジオ、テレビ、カメラなど1920代から50年代にかけてのAV製品が置いてあります
お仕事でアメリカとイギリスに15年以上駐在されていた間に買い集められたそうです
まだ現役で動くものもあります
上の写真は手廻し蓄音機でSP盤のレコードをかけてもらっているところ
電気を使っていないのでもっとかすかな音かと思っていたら、すごく大きな良い音がします
ルイアームストロングの力強い C'est si bon. に涙が出そうになりました
ご主人はほかにアマチュア無線、無線関係の切手のコレクションもやっていて多趣味です
世界中に同好の友人がいるそうです
奥さまもアメリカ駐在中に始めた油絵で個展を開くほどの腕前
ラジオと蓄音機の間にたくさん花の絵が飾ってありました
趣味人というのは一朝一夕にできるものじゃないんですね
人生の地層みたいに積み重なって趣味の世界があるのがわかりました
退職したら何か趣味でも始めよう、という程度のメカジキには到達できそうにもありません 笑
逆に考えれば、いまやっているボランティアの世話人、長年やってきた人を集めるとかプロジェクトを回すとかメカジキの地層の上に立ってます
これを趣味と考えればいいのかも 笑