92才ひとり暮らしの父の様子を見に行くと、昼寝ベッドをDIYしてました。
サラリーマンを定年し幼稚園の先生になったアラカン女子メカジキが、幼稚園パートやリフォーム、遠距離介護のことなどあれこれ書いてます(自己紹介→★)
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飛行機に乗って、遠距離実家でひとり暮らしをする父(92才)の様子を見に行きました。
先月は弟が見に行って、わたしは2カ月半ぶり。
電話やLINEしてますが、92才の父とのリモートは要領を得ないことが多い。
とりあえず、顔を見て話そう。
帰って話すとわかるのですが、リモートだから要領を得ない訳ではなく、顔を見て話しても要領を得ない。
加齢でよく聞こえてない、記憶力が落ちている、加えてますます自己中、と三拍子そろって、いっしょうけんめい話しても通じていない。
「それはこのまえ説明したでしょうが」
「聞いとらん。聞いたことはちゃんとカレンダーに書いてある」
腹立つわあ。
毎回、顔合わすとケンカになります。
でも、父は元気そうでした。
母親の居室だった1階のリビング脇の部屋に、お昼寝ベッドを作ってました。
父の寝室は2階なので、ちょっと昼寝するには1階の部屋のほうが便利。
ホームセンターで衣装ケースと板とマットを買ってきて、自分で作ったそうです。
衣装ケースの上に置いた板をマットに合わせて、角丸に削っている。
仕事がていねい。
そして、わたしが母のものを一生懸命捨てて空間を作った1階の押し入れに、いつのまにか洋服かけのポールをつけている。
1階でも、父の洋服や帽子を収納できるように改造しています。
階段の上がり降りがたいへんなら「1階へ生活の場を移そう」と言うのですが、それは拒否。
1階も2階も父の服だらけになって、ますます家の中にモノが増えてきています。
しかたなし、父の家だし、父の人生です。
父が自分で生活の工夫をして、DIYする楽しみを見つけている。
そうして、ひとり暮らしが成り立っている。
それだけで、じゅうぶんたいしたもん、です。