インプラント、失敗することもあるんだ?

インプラント2本のうち1本、失敗しました。
サラリーマンを定年し幼稚園の先生に転身した60代女子メカジキです。定年後の暮らしや、遠距離介護のことなど書いてます(自己紹介→★)
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連休前に、念願の、残り2本のインプラント埋め込み手術をしました。
別の歯を1本、以前にインプラントしています。
乳がん手術前に抜歯した下の歯2本、骨が再生するのを待つこと、3年半。
がん再発予防のため抗エストロゲン薬を飲み続けていることに加えて、60代という年齢で骨なんか増えません、スカスカです。
それでも慎重なうちの歯科の先生が「やりようでなんとかいけそう」というレベルになり、手術にGOが出ました。
小心ものですから、切るというだけで何日も前から憂鬱になります。
その上、術後は流動食が数日、プールもお酒も2週間ほどやめないといけない、それも憂鬱です。
ため息でますが、とにかく終えてしまおう。
手術当日、麻酔注射段階から心臓バクバク。
3時間もかかりました。
その後2週間、あごを動かさないように節制して、ようやく抜歯。
これで解放だ、飲みに行くぞ、と思っていたら、歯科医が言います。
「1本はしっかり定着しましたが、1本は定着せずぐらついてます」
え?
「抜いて、しばらくしてからやり直しましょう」
えーっ??失敗???
比喩でなく目の前が暗くなりました。
抜くの痛い?また手術せなあかんの?また節制?
CTを撮るために治療台から降りたら、足元がふわふわする、アカン、こけそう。
たしかに事前説明で定着しない場合もあるとは聞いていましたが、以前の1本が何事もなく定着したので、うまくいくものと思ってました。
先生曰く、土台部分の骨密度が足りないことが原因だが正確にはわからない、半年か1年待ってもう少し固い部分(かみ合わせ的には次善の箇所)に再度埋め込む、2回目やった人はうまくいってる、追加費用はかからない。
かなしい。
何がかなしいといって、めんどくさくてやりたくないことをまたやらねばならないのがかなしい。
はあーっ、はーっ、はーっ、ため息が連発で出ます。
60過ぎて、自然治癒力とか回復力とかが思っている以上になくなっていると実感。
気持ち切り替えます。
わたしのインプラント完成は早くても2027年に延びました。
ほんとに、リニア新幹線のほうが先に完成するかも(笑)