周 燕飛さんの本「貧困専業主婦」を読みました
経済的に苦しくてもあえて専業主婦を選択する女性が多い
疑問を持った周さんが、なぜ日本女性はそういう選択をするのかを分析した本です
女性自身に子どもが小さいうちは手をかけることが大切だという思いや、自己実現より子育てに幸福を見出す人生観があることを大きな理由に挙げています
なかなかおもしろい本でした
・主に家事をしながらパートで働く準専業主婦を含めると、6割以上が専業主婦世帯
1970~80年代から大きく変わっていない
4~5才児の幼稚園利用率が5割あるのも、それを裏付ける
・パート主婦は高学歴で職業経験もある良質な労働力なのに、低賃金で権利意識が低い
日本企業にとっては、雇用の調整弁にもなる都合の良い秘密兵器
・自分で子育てすることが子どものためになると思っている女性が多い
しかし、特に困窮家庭では保育園に行かせたほうが子どものためになる
周さん、専業主婦には否定的で、誤った選択と言い切ります
そのへんの論調が強すぎて、怒る専業主婦のひとも多かろうと苦笑い
定年まではフルタイムで働き、リタイヤしてパート主婦になったメカジキ
苦笑いはしますが、基本的には周さんと同じ意見で、女性は職業を持って経済的に自立すべしと思っています
ムスメらにも自分で食っていけ、正社員の職を手放すな、と言い続けています
でも定年後に専業主婦、そののちパート主婦をやってみたら、これがけっこう楽しい
お金にはならないが、日々の生活はストレスレスで楽しい
勤めている幼稚園に来ているお母さんも意識高そうな方が多くて、子育てを積極的に楽しんでいるふうです
どっちが正解なんだろう?
ムスメらには正社員として働き続けよと言いますが、ちょっと考えてみようと思うアラカン母です