同窓会で会った大学時代の同級生が言ってました
役職が外れた後の居場所をあらかじめ作っておくことが大事だと
彼は広告代理店勤務の広告プロデューサーです
彼の会社は役職定年制度があり、部長から57才で役職が外れたそうです
役職が外れると、いちプレーヤーとして働くことを求められます
彼も現役バリバリのころは、大手の顧客を複数抱え、いくつものプロジェクトをまわしていました
でも部長クラスになると自分でプロジェクトは扱わず、良い顧客もすべて部下に任せて指示を出すだけです
いざ、その状態で役職が外れるとやることがありません
新たに自分の顧客と仕事を探すことになったそうです
彼は言ってました
ちゃんと役職定年後のことを考えているマネージャーは、全部の顧客を部下に任せず、少なくともひとつは自分で担当し続けている
いちプレーヤーになった時に、良い顧客を持っているかどうかで居心地が全然違う
メカジキの会社でも、メカジキと同時期に定年を迎えるが定年延長を決めている部長がいます
彼も延長後は役職が外れます
横目で見ていると、半年前くらいから、公共機関と組んで行なう提案型のプロジェクトに全力投球しています
実際に手を動かしているのは若手ですが、その横にほぼつきっきりです
相手が公共機関なのでとんとんとは進まず、彼も焦ってコトを進めるつもりはなさそうです
これは定年延長後、役職が外れたときに自分の人脈が生かせて担当できる仕事を確保しているんだな、と思っています
かしこいオジサンは、ちゃんと役職定年後の居場所を確保しているのです