遠距離実家でひとり暮らしの父がコロナから回復。
サラリーマンを定年し幼稚園の先生に転身したアラカン女子メカジキです。定年後の暮らしや、遠距離介護のことなど書いてます。
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ひとり暮らしの父92才がコロナになって、実家に新幹線で駆けつけました。
到着してみると、父、汗だくで盆栽に水やりをしていました。
「お父さん、寝てんと大丈夫?」
「大丈夫や、熱は下がった。来たんなら、水やりしてくれ」
「待って。着いたばっかで荷物も置いてないやん」
酷暑の中、遠路はるばるやってきた娘に、ありがとうもねぎらいの言葉もありません。
それでも、意外と元気でホッとします。
92才、不死身か。
こないだ介護保険でつけた階段にまた滑りやすいマットを置いてました。
「お父さん、マット置いたら危ないよ」
「大丈夫や、ちゃんと考えてる」
「滑ってコケたら、階段工事した意味ないでしょ」
「はいはい、そうですか〜」
なんやこのイヤミな親父。
元気になったらコレで、腹立つわあ。
盆栽の水やり以外に、仏壇をお盆モードにし、シーツの洗濯をし、冷凍ごはんを準備し、大忙しです。
それなのに、しょっちゅう父から呼ばれます。
「おい、夕刊取ってきてくれ」
「おい、昼はそうめん茹でろ」
女中か、わたしは。
食欲あることは喜ばしいけど。
家の中は相変わらず父のものでいっぱい。
元のわたしの部屋もすでに父の作業部屋になり、一服しようとしても身の置き所もなし。
もったいないけど、帰省時は、近所にできたビジネスホテルを取っています。
8時ごろ実家に行き、父のお昼ごはん後ホテルに戻ってシャワーを浴びて一服。
夕方の水やりから夕食まで実家で、終わればさっさとホテルへ引き上げます。
基本似たもの親子なので、私も勝手ものの自己中ですから、24時間ひとのお世話はできません(笑)