幼稚園で男の子たちとしっぽ取り鬼をして、感じることです。
サラリーマンを定年し幼稚園の先生になったアラカン女子メカジキが、幼稚園パートやリフォーム、遠距離介護のことなどあれこれ書いてます(自己紹介→★)
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勤め先の幼稚園、毎朝、園庭での外遊びからスタートします。
ピアノも歌もだめなわたしは、とりあえず走ることにしています。
しっぽ取り鬼(ズボンにはさんだ長いひも=しっぽを取る鬼ごっこ)は、特に男の子に人気。
わたしと年少児が追いかけっこしていると、「入れて」「入れて」と年長クラスの男の子たちが入ってきます。
幼稚園児も年長の5~6才になると、中にはすばらしく足の速い子がいます。
そういう男の子は、すらりと背が高く、手足が長くて、かっこいい。
みていてほれぼれするようなスピードで走り、逃げていきます。
年長児でもまだ幼児体形が残るまるっちい男の子たちは、ぜんぜん追いつきません。
でも、やられっぱなしかというと、そうでもないんです。
ごく小さいときから自分で何でもできて、「この子賢いわあ」と思わせた小柄な男の子がいます。
その小柄な子は、足の速い子の逃げるルートを読んで、うまいこと先回りし、しっぽを取ってしまいます。
足の速い子もすごいけど、頭の良い子もすごい。
たかだかしっぽ取り鬼ですが、自分の強みを知って、戦略的に動けている。
だから、子どもはいっぱい遊ばなあかんのですね。
子どもって、すごいわ。
おばちゃんパート先生は、はあはあ息を切らしながら、必死に追いかけっこについていきます。